ヨットではありませんが海つながりということで、オープンウォータースイミングの記事です。
11、12日とレスキューボートで湘南オープンウォータースイミング2007(http://www.ssf.or.jp/eve/)のお手伝いをしました。
湘南オープンウォータースイミング2007は笹川スポーツ財団主催で、水泳関係以外も海関係の諸団体が協賛しています。ヨット関係も各種団体が参加しています。
大学ヨット部先輩のクルーザもコースマークとして参加しています。
初めてのことで、どうすればよいかわかりませんでしたが、先導艇として、水泳連盟の方の指示にしたがって艇の位置取りをしましたが、低速で風に流されながらのコース取りは難しいものがありました。
OWSは水泳の愛好家がみんなで楽しく泳ぐ遠泳大会かと思っていましたが、来年の北京五輪以降正式種目として採用される競技種目で、世界選手権も開かれ、トップスイマーは競泳の長距離選手のトップレベルが参加しているとの事でした。
ヨットのISAFルールと同じように、FINAのOWSルール(http://www.fina.org/rules/english/openwater.php)があって、先導艇と言う日本語の名前が悪いのですが、エスコートボートから、マークヘの方向を指示する等の援助をしてはならないということです。
1日目は、一等賞金30万円の、逗子海岸から片瀬東浜までの10kmの競技が行われ、トップ選手は2時間強で泳ぎきりましたので、5km/h弱、3ノット弱で2時間泳ぎました。ペースも終始ほとんど変わらず、本当に競技種目なんだなぁと実感しました。
稲村ヶ崎沖の残り4kmのマークを通過するトップの選手、ここまで6kmを1時間15分程度で泳いでいますので、平均4.8km/h。
2日目は初心者の参加が多い、七里ガ浜から江ノ島東浜までの2.5kmのコースです。これまた新知識ですが、フィンスイムという、足ひれをつけて泳ぐ種目がありました。イルカのような一枚のフィンとダイビングなどで使う普通の2枚のフィンの2種目に分かれていて、シュノーケルをつけて泳いでいました。
フィンスイムはスピードが出て楽しそうです。一度やってみたい!
レースの方は、昨日の本格的なレースよりもややカジュアルな感じで、先導艇も最初から、スイマーを先導するように走りました。昨日の10kmは300名余りの参加者でしたが、今日はなんと1000名以上の参加と言う事で、とても一度にスタートはできませんので、数分ずつ時間をずらして、6グループに分けてのスタートでした。先導艇は最初のスタートのフィンスイムの先導をしますので、アッと言う間に仕事は終了しました。
たくさんのスイマーがフィニッシュへ向かって泳いでいます。
エードステーションも大忙し。
後からのスタートの組をワッチしながら海上にいましたが、最後のスイマーがフィニッシュしてもレースが終了しません。スタート人数とフィニッシュでのカウントが合わないようです。RFIDを使ったカウントシステムを採用していたようですが、足首につけたベルトが外れたり、誤作動?で数名が行方不明になってしまったようです。1000人も参加すれば、カウント間違いも起きます。海上を捜索しましたが、それらしい人影はありません。もし、途中で溺れてたら、もう沈んでしまっているので判りません。多分、カウント間違いだとは思いましたが、チェック終了までは落ち着きませんでした。結局、人手のチェックとの突合せや、預けた荷物の引き取りから、全員の帰還が確認されて、一段落です。